2013年5月24日金曜日

Windows Azure Service for Windows Server 管理サイトにサインインできない

Windows Azure Service for Windows Serverのポータルをインストールしてます。
ポータル用のデータベース接続が終わり、設定項目がすべてOK(緑色のチェック)になったので、管理サイト(localhost:30091)にアクセスしました。
ここで何の気なしにドメイン管理者でサインインしたところ、"許可がありません"というメッセージが出てしまいました。Windows Azure Service for Windows Server 管理サイトにサインインできないため、その次の設定が全くできない状態。。。
IISのログを見ようかと焦っているところに、"イベントログを確認しては"という声をもらいました。
そこでイベントソース、イベントID(イベントソース等をメモし忘れたので後日掲載予定)を基に検索をかけてみたところ以下の記事を見つけました。
Cannot configure services though the Admin site after a distributed install
http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/websitesvirtualmachinesonwinserver/thread/f5928270-ce62-4356-a1ba-0fbbb2d23454

残念ながら、この内容には該当しないのですが、Mr. kirpal.kaushalのエントリーにある2番目のリンクをあたってみることにしました。
Installing and configuring Windows Azure for Windows Server – Part 1
http://www.hyper-v.nu/archives/marcve/2013/02/installing-and-configuring-windows-azure-for-windows-server-part-1/

"Service Management Admin Site"節にたどり着いたところで、目的の情報があることに気づきました。文面を一部引用させてもらいます。
I’ve noticed some people are having trouble accessing the Service Management Admin Site. Please take note that the installation guide on TechNet contains an entry that the required Operating System for the Service Management Portal and API is Windows Server 2012.
When you access the Service Management Admin Site you should use the local administrator account. To force the local account store for validation enter the credentials in the .\administrator format.

なんと、ドメイン管理者アカウントではなく、サーバーのローカル管理者アカウントでサインインしろと書いてあります。
ええーと思いながら試してみると、あっさり管理サイトにサインインできました。
なんでこんな仕様になっているのか良くわかりませんが、当座は何とかしのげたので助かりました。。。
Thanks, Mr. kirpal.kaushal and Mr. Marc van Eijk.

2013年5月21日火曜日

SC 2012 VMM SP1で仮想スイッチのインストールに失敗する

久しぶりにベアメタルコンピューターの展開をテストしたら、エラーが出てしまいました。
bm2nd07barematal06error
bm2nd07barematal06error2

バーチャルマシンホストの追加でも同様でした。
bm2nd10baremetal14error
bm2nd10baremetal15error

初めてみるエラーメッセージだったので、調べてみました。
幸いにして以下の記事を見つけました。
VMM 2012 – Error 2927 transferring VM to another Host
http://blogs.catapultsystems.com/lrayl/archive/2012/04/07/vmm-2012-%E2%80%93-error-2927-transferring-vm-to-another-host.aspx

本文を一部引用しますが、
The issue turned out to be the default port (443 decimal) that BITS was using. To correct, in the registry of the VMM Server I went to HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft System Center Virtual Machine Manager Server\Settings and changed the value for BITScpPort from 443 to 8500 (decimal) per the article after verifying this port was not being used and restarted the VMM Server Service. Afterwards I was then able to transfers VMs between hosts without any issues.

VMMサーバーが使っているBITSのポートを変えろということでした。
上記本文中に載っているサポート情報のKB番号から以下の記事を特定しました。
Transfers between the System Center Virtual Machine Manager server, the Library Server and the Virtualization Hosts may fail with error 12700, 2927, or 2912
http://support.microsoft.com/kb/2405062


RESOLUTIONに解決方法が載っていたので早速試してみました。その記事通りにBITSのTCPポートを8500に変更し、VMMサーバーのサービスを再起動します。
後、(本文を一部引用しますが)
Note: You need to ensure that the newly selected port is not blocked by a Firewall between the involved hosts.

とあるように仮想化ホストとVMMサービスの両方で、8500を開けるようにグループポリシーを構成しました。
bm2nd14wfport8500open

バーチャルマシンホストのプロパティから、仮想スイッチ(論理スイッチ)を追加してみました。
bm2nd14hostprofile
bm2nd14hostprofile2
無事に論理スイッチのインストールに成功しました~
bm2nd14jobsuccess
bm2nd14jobsuccess2

Thanks, Mr. Larry Rayl!

2013年5月12日日曜日

System Center 2012 Orchestratorでアラート監視と解決を実装してみる (4)

今回は、VMMとOMの連携設定に触れていきます。

VMMコンソールから[設定]→[System Centerの設定]→[Operations Managerサーバー]をダブルクリックします。
09vmm2om01-1484f

VMMとOMの連携に必要なシステム要件が表示されます。ここでは[次へ]を押します。
09vmm2om02

[実行アカウントを使用する]をチェックして、[参照]ボタンを押します。
あらかじめ作成しておいたドメインアカウントを実行アカウントして指定します。
09vmm2om03

作成が終わると実行アカウントの一覧に表示されるので、[OK]ボタンを押します。
09vmm2om04

実行アカウントの指定が終わったら、[サーバー名]を入力し[次へ]ボタンを押します。
09vmm2om05

OMからVMMに接続する際のアカウントを指定します。ここでは先ほどのドメインアカウントを指定し[次へ]ボタンを押します。
09vmm2om06

サマリーを確認して、[完了]ボタンを押します。
09vmm2om07

ジョブ画面で完了したことを確認します。
09vmm2om08

[Operations Managerの設定]で[接続の状態]が"OK"になっていることを確認します。
09vmm2om09

設定は完了ですが、正しく機能するか確認するため[PROのテスト]ボタンを押します。
テスト用PROヒントを送信した旨のダイアログが表示されるので、[OK]ボタンを押します。
09vmm2om10

以下のようにPROヒントが表示されます。
09vmm2om11

しばらくするとPROヒントは、自動解決します。
09vmm2om12

ジョブの画面でも"PRO診断"の完了を確認できます。
09vmm2om13

VMMとOMの連携が完了すると、OM側で"Virtual Machine Manager Connection Account"が作成されます。
09vmm2om14

プロパティを開いて内容を確認してみます。
09vmm2om15
09vmm2om16
09vmm2om17

VMMとOMが連携していると、OMの[監視]→[PRO]→[PROオブジェクト状態]でアラートを検出できるようになります。
09vmm2om18

[アクティブなヒント]で、以下のようなエラーを検出できます。
09vmm2om19

VMMのPRO設定は、ホストグループの[PROの構成]で行います。
10vmmHostGroupPROconfig01

ここでは[モニター]、[修復]それぞれをチェックしています。
実際にVMM側でPROモニターは、ホストのプロパティ→[PROの状態]で確認できます。
11vmmHostPROstatus

次回は、このモニターをOrchestratorで検出していくところから、説明しようと思います。

2013年5月7日火曜日

System Center 2012 Orchestratorでアラート監視と解決を実装してみる (3)

VMMと連携させる(いわゆるPRO設定)のため、まずは管理パックをそろえておきます。

Hyper-Vライブラリと日本語言語パック、Microsoft Windows Hyper-V 2008の検出およびモニタリングとその日本語言語パック、、
08_OMMP01

また、Performance and Resource Optimization(PRO)関連の管理パックがあることも確認しておきます。
08_OMMP02

続いてVMMサーバーにOperations Managerのコンソールをインストールします。
ということで、インストールを始めたのですが、前提条件を忘れておりました。
08_OMconsoleinstall01

Report Viewer 2010が必要です!
08_OMconsoleinstall02

Report Viewer 2010のインストール後、改めてOperations Managerのコンソールをインストールしました。
次回は、VMM側の設定に触れていきます。

2013年5月1日水曜日

VMMエージェントのインストール失敗をトラブルシュートする

Orchestratorのお話は少しお休みいただいて、今回はVMMエージェントのインストール失敗について、調べたことをまとめてみます。
ログ等の確認で良い情報がないかと調べましたら、以下の情報が見つかりました。
SC 2012 VMM : ホストを追加する際に発生する問題のトラブルシュート方法
http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2012/09/04/3517782.aspx

サポート情報は、まだ日本語にローカライズされていないようです。よって、上記のブログ記事を読めば理解も進むと思います。
How to troubleshoot issues when adding a Hyper-V host in System Center 2012 Virtual Machine Manager
http://support.microsoft.com/kb/2742275

個人的には、インストールログが以下の場所であることがわかり勉強になりました。
%systemdrive%\ProgramData\VMMLogs\vmmAgent.msi_date_time.log