2014年6月23日月曜日

Windows Azure Packを試す その1

遅まきながら試すことにしたので、まずは関係する資料の整理。
リリースされてから結構経っていますのでいますので、良い資料がたくさんあります。
Cloud OS MVP Roadshow 2014 年 6 月 Cloud OS Tech Day! IT 技術者に贈る IT 技術者のためのディープ テクニカル セッションを集めた "濃密" な一日 http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/dn574727#speaker_8の後藤さんセッション資料
Microsoft Azure Pack プライベート クラウドとセルフ ポータル (仮) http://www.slideshare.net/wind06106/cloud-os-tech-day-2014windows-azure-pack
と、そこに記載されていた資料のうち下記の二つも参照することとしました。
App controller と windows azure pack で作る大規模プライベートクラウドhttp://www.slideshare.net/anikundesu/app-controllerwindows-azure-pack
Azure パック ステップ バイ ステップ評価ガイドhttp://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251-6865ADA98E5D/WAP_EvalGuide_v1.0.docx

こちらの環境では、既にVMM、SQL Serverが稼働しているため、Azure Pack用のVMを別途構築することとします。
本稿では、Service Provider Foundation(SPF)をインストールするところまでとし、Azure Packのインストールと設定は別稿とします。
※2014/6/30追記 本環境は、SC 2012 R2 VMM Update Rollup 2ですが、Subscriptions in Windows Azure Pack (WAP) shows “Out of Sync" http://blogs.technet.com/b/somaning/archive/2014/03/15/subscriptions-in-windows-azure-pack-wap-shows-out-of-sync-quot.aspxなるページを見つけたため、SPFとAzure Packは別のマシン(VM)にインストールすることとしました。

まずは、App controller と windows azure pack で作る大規模プライベートクラウドで記載がある通り、SQL ServerでSQL Server認証を有効にしてSAアカウントのパスワードを変更します。
SQL Server Management Studioを起動して、サーバーのプロパティーを起動します。
[セキュリティ]をクリックし、[サーバー認証]で
sqlserver-sqlauth01
[SQL Server認証モードとWindows認証モードへ変更します。
sqlserver-sqlauth02

サーバー認証の変更は、SQL Serverの再起動が必要です(今回は月例のセキュリティ修正プログラムがあったため、OS毎再起動しました)。
sqlserver-sqlauth03

[セキュリティ]からSAアカウントのプロパティを開き、パスワードを変更します。
sqlserver-sqlauth04

ログインが許可されているかも確認します。
sqlserver-sqlauth05
sqlserver-sqlauth06

続いて、Service Provider Foundationのサービスアカウントを作成します。
spfserviceaccount

ここからService Provider Foundationのインストールに必要なコンポーネントをインストールしていきます。
SPF用のVMに、ASP.NET MVC 4をインストールします。
ダウンロードページにアクセスし、[ダウンロード]リンクをクリックします。
aspnetmvc4-install01

セットアッププログラムを両方チェックし、[次へ]をクリックし、ダウンロードします。
aspnetmvc4-install02

ダウンロードしたセットアップファイルを実行します。
aspnetmvc4-install03
aspnetmvc4-install04
aspnetmvc4-install05

日本語用のセットアップファイルも実行します。
aspnetmvc4-install06
aspnetmvc4-install07
aspnetmvc4-install08

WCF Data Service for OData v3をインストールします。
ダウンロードページにアクセスし、[ダウンロード]リンクをクリックします。
WCFDataServices5forODatav3-install01

ダウンロードしたセットアップファイルを実行します。
WCFDataServices5forODatav3-install02
WCFDataServices5forODatav3-install03
WCFDataServices5forODatav3-install04

SC 2012 R2 VMMのコンソールをインストールします(コンソールだけなので、インストールウィザードは一部のみ掲載します)。
sc2012r2vmmconsole-install01
sc2012r2vmmconsole-install02

VMMコンソールのUpdate Roolup 2をインストールします。
sc2012r2vmmconsole-install03

SPFに必要となるIISをインストールします。
[役割と機能の追加ウィザード]を起動します。
azurepack-iisinstall01

[次へ]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall02

[次へ]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall03

[Webサーバー(IIS)]をチェックし、[機能の追加]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall04

[次へ]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall05

[Management OData IIS 拡張機能]をチェックし、[機能の追加]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall06

[次へ]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall07

[次へ]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall08

Azure パック ステップ バイ ステップ評価ガイドの6.6 SPFの導入準備の項番20~22に従って、役割サービスをチェックします。
azurepack-iisinstall09
azurepack-iisinstall10
azurepack-iisinstall11

[インストール]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall12

IISのインストールが完了したら、[閉じる]ボタンを押します。
azurepack-iisinstall13

準備が整ったので、Service Provider Foundationをインストールします。
SC 2012 R2 OrchestratorのメディアをSPF用VMにセットします。
セットアップファイルを実行し、インストール画面を表示させます。
[スタンドアロンインストール]の下にある、[Service Provider Foundation]をクリックします。
spf-install01

[インストール]をクリックします。
spf-install02

[ライセンス条項の内容を読み、理解し、同意しました]をチェックし、[次へ]ボタンを押します。
spf-install03

前提条件チェックの内容が問題ないことを確認し、
spf-install04
spf-install05
[次へ]ボタンを押します。

SQL Serverのホスト名を入力し、[次へ]ボタンを押します。
spf-install06

とりあえず自己署名証明書を使うこととし、[次へ]ボタンを押します。
spf-install07

管理Webサービスの設定で、サービスアカウントの情報を設定し、[次へ]ボタンを押します。
spf-install08

Provider Webサービスの設定で、サービスアカウントの情報を設定し、[次へ]ボタンを押します。
spf-install09

VMM Webサービスの設定で、サービスアカウントの情報を設定し、[次へ]ボタンを押します。
spf-install10

使用状況データ収集Webサービスの設定で、サービスアカウントの情報を設定し、[次へ]ボタンを押します。
spf-install11

カスタマーエクスペリエンスのオプションを選択後、Microsoft Updateをオンにし、[次へ]ボタンを押します。
spf-install12

[インストール]ボタンを押します。
spf-install13

セットアップが完了したら[閉じる]ボタンを押します。
spf-install14

Service Provider FoundationのUpdate Roolup 2をインストールします。
spf-install15
spf-install16

Service Provider Foundationまでインストールし終えました。
実は、Windows Azure Packを設定した際に、手順が漏れていることがわかりましたが、それ(サービスアカウントの権限設定)は次回で解説することと致します。