2016年2月28日日曜日

Nsted Hyper-Vを試してみた

ようやく試すことができました。
事前調査がちゃんとできていないまま、とりあえずWindows Server 2016 TP4なHyper-Vホストに、Windows Server 2016 TP4なGen 2 VMを作成しました。
後で、不適切な設定であったことがわかりますが、動的メモリは有効になっています(検証時の癖です)。

早速、Windows Server 2016 TP4なGen 2 VMでHyper-Vの役割を有効化してみました。

見事に失敗。。。

あわてて、HP ML110 G7に入っているIntel Celeron Processor G530のスペックを確認しましたが、EPT(いわゆるSLAT)はサポートされています。
Nsted Hyper-Vは、物理ホストが必要といった「Testing Windows Server 2016 With Nested Hyper-V on Azure Cloud」を見つけたりしましたが、上手く解決できず。

何がいけないのか調べきれないまま、翌週のCom Campをストリーミングで視聴。
村嶋 修一 氏のセッションを視聴していて、少なくとも2点ミスしていることに気が付きました。
一つは、動的メモリを有効にしていること。
二つ目は、Nsted Hyper-Vを有効にするには、該当のVMに対してスクリプトを実行しなければならないこと。

この二つが抜けていることが分かったので、まずWindows Server 2016 TP4なGen 2 VMで動的メモリを無効化し、静的に8GBメモリを確保(現在は12GBを確保しています)。

そして、スクリプトは何者なのかを調べていく途中で、GMOインターネット 樋口 勝一 氏がまとめられた記事「ついに実現したNested Hyper-V を体感してみる」を発見。
この記事から、スクリプトの所在を確認できました。
Virtualization-Documentation / hyperv-tools / Nested / Enable-NestedVm.ps1
スクリプトのコードに興味のある方は内容確認できますよ!

スクリプトを実際に適用してみます。
Nsted Hyper-VとしたいVM毎に、このスクリプトを適用する必要があります。


このスクリプト、VMが実行中だと、適用できないのですね。


そこで、VMをシャットダウンして、

スクリプトを適用します。


スクリプト適用したので、VMを起動します。


VM上で、役割と機能の追加ウィザードを再実行します。

スクリプトを適用すると、Hyper-Vの役割がインストールできます!

引き続きウィザードを進めます。


Hyper-Vの設定を行います。


仮想スイッチの設定が行えます。


VMマイグレーションの設定が行えます。


仮想ハードディスクの保存場所、構成ファイルの保存場所、それぞれの設定が行えます。


ウィザードでインストールを開始します。



VMを再起動後、Hyper-Vマネージャーを立ち上げてみました。


Nsted Hyper-VでVMを作ってみます。せっかくなので、Windowsではなく、LinuxディストリビューションからUbuntu 14.04をインストールしてみます。

無事インストールできました。
Nsted Hyper-VのVMとして、Ubuntu 14.04が動作しているところを確認できます(確認の都合で、この画像は、別の日に取得しています)。


追伸
ちょっとしたTipsですが、Nsted Hyper-VとしたVMは、状態を保存することができないようです。

Nsted Hyper-VとしたVMは、状態の保存ではなく、シャットダウンを選ぶ必要があります。今後もこの仕様となるのかは、新しいbuildが出たときにでも確認しようと思います。

以上、参考になれば幸いです。

2016年2月20日土曜日

Windows Server バックアップの領域を削除できなかった件

Short tipsです。

といいつつ、
Windows Server バックアップでのバックアップデータの削除
を参考にさせていただきました。

ちょっと挙動で迷うところがあったので、メモしておきます。
OSは、Windows Server 2012 R2です。

いきなり
vssadmin delete shadowstorage /For=ドライブ名

※ドライブ名は、F:など、バックアップ先のドライブを指定しています。

を行うと削除できなかったのです。

Windows Server バックアップでのバックアップデータの削除
にも記載されている下記のコマンドをまず実行し、

vssadmin resize shadowstorage /For=F: /On=F: /MaxSize=500M

それから
vssadmin delete shadowstorage /For=ドライブ名
を実行すると上手くいきました。
いきなりVSS領域を削除できなかったら、参考にしていただけると幸いです。

2016年2月11日木曜日

Update Rollup 9 for System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager


Description of Update Rollup 9 for System Center 2012 R2
がリリースされました。

遅まきながら今回は、
Update Rollup 9 for System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager
をリリースされましたので、確認します。

System Center Operations Managerと連携している環境なので、VMM MP for System Center Operations Managerのタイムスタンプを確認しておきます。

昨年の10月にリリースされたVMM MP for System Center Operations Managerです。

それでは、Update Rollup 9 for System Center 2012 R2 Virtual Machine Managerを適用します。
適用前には、VMM DBをバックアップしておきます。詳細は、こちらをご覧ください。

では、Windows Updateで適用してしまいます。


Update Rollup 9 for System Center 2012 R2 Operations Managerと、ASR Providerも併せて適用してしまいます。



適用後に、再起動します。


Update Rollup 9適用後に、VMM MP for System Center Operations Managerのタイムスタンプを確認しておきます。

タイムスタンプが新しいので、PROを構成している環境ではSystem Center Operations ManagerにVMM MPをインポート必須です。このインポートについては、別稿で確認します。

最後に、build番号を載せておきます。


以上、参考になれば幸いです。

Google ChromeでMicrosoft Operations Management Suiteが表示できない その2

標記の件、別の言語で表示されないのか、確認してみることにしました。

クライアントOSの英語版をすぐに用意できないので、Windows Server 2012 R2の英語版に、Google Chrome英語版の64bitをインストールし、Microsoft Operations Management Suiteのダッシュボードを開いてみます。


問題なく表示できますね。


Windows Server 2012 R2の日本語版に、Google Chrome日本語語版の64bitをインストールし、Microsoft Operations Management Suiteのダッシュボードを開いてみます。


やはりだめです。


なにかロケールの問題なのでしょうかね。。。

2016年2月7日日曜日

Azure Resource ManagerによるIaaSを勉強するために 備忘録

今までのAzure VMが「クラッシック」として区別されるようになったので、Azure Resource ManagerによるIaaSが本格的に進んでいきそうですね。
IaaSを実現させるため、スキルを陳腐化させないために、Azure Resource ManagerによるVM構築を勉強していこうと考え、まずは関連する技術リソースを自分用に整理することを思いつきました。

まず、Azure Resource Manager(ARMと略されるようですが、CPUアーキテクチャーと混乱していました)がどういうものなのかは、
Azure Resource Manager
にわかりやすかったです。JSONで構成を管理するということなので、最近よく聞くInfrastructure as a Codeの一形態なのだだと理解できました。

また、
Azure リソース マネージャーの概要
を読むと、上記の理解がさらに深まります。Infrastructure as a Codeとして、VMやネットワークなどを別々ということではなく、VMやネットワークなどリソースを依存関係を保ちながら、デプロイ、管理、監視ということなのだと、理解しました。
Dockerファイルもこういった思想だと理解しているので、IT ProでもJSONを覚えていく必要がありますね。
Azure リソース マネージャーでの Azure PowerShell の使用
には、PowerShellによるAzure Resource Managerへの指示が記載されており、どういうようにコントロールするか、イメージが付きやすいです。
まだ、すべて目を棟せていないのですが、Tom FitzMacken氏によるAzure Resource Manager技術情報以外にも、
Ingrid Henkel氏よる、
Azure のロールベースのアクセス制御
もありますし、どの技術情報も一通り見ておかないといけないですね。

実際のハンズオン記事としては、日本マイクロソフトの安納さんが書かれた一連のブログ記事を参考にして手を動かせると思う次第。
新ポータルで行う AD on IaaS と Azure AD ハイブリッドIdP を構成する紙上ハンズオン
Azure Resource Manager で作成した仮想マシンをキャプチャーする
リソーステンプレートを作成する~超基礎編
ARM 配下のマスターイメージをVMに展開するためのリソーステンプレートを作成する

Dockerもありますし、Hyper-Vコンテナーもあります。
手順書ではなく、定義を版管理して、構築を用意に行う、ロールバックを用意に行う等々、リリースのスピードアップとともにリリースの品質を両立していくためのものだと理解し、勉強しないといけないですね~。
時間を作らねば。